Have a Vest Choice!
Have a Vest Choice!

○○の選び方

出典:www.kurumaru.com

  

クルマのエンジンオイルの選び方には二つの道があります。クルマの話しですから、あえて道といいますが、選択肢ということです。
  • ひとつはメーカー指定を守っていく道
  • 一方は指定を外していく道
前者を純正の道、後者を改造の道、そう言い換えることもできます。
結論から言いましょう。

エンジンオイルの選び方は純正の道が正解です

あらかじめ理解しておいていただきたいのは、ここで取り上げているエンジンオイルの対象は、ガソリン車、ハイブリッド車など国産の乗用車が主です。そして、クルマのメカニカルなことをほとんど知らない、もしくは機械に無頓着な方、いわゆる初心者の目線で記しています。   
では、なぜ純正の道が正解なのでしょう。
現代のクルマは開発設計の最初のところで、エンジンオイルの規格を特定し製造されています。エンジンオイルはクルマが出来上がってから、あれにしよう、これにしようと呑気に大雑把に決められたものではありません。クルマを作る最初の段階で、ある規格・性能のエンジンオイルを選定し、自動車メーカーはクルマの製造をスタートするのです。
つまり、現代のクルマのエンジンオイルとはクルマを構成しクルマが性能最大限に発揮し正しく作動するために最適で不可欠な一台2〜3万点に及ぶ重要パーツの中の一つなのです。
オイルは液体ですが、パーツだと捉えてください。自動車メーカーが装着・指定したパーツは純正品と呼ばれます。
あなたは純正パーツを別規格の似たような製品があるからといって、容易に交換・装着しますか。条件次第なら、それもあり得るでしょう。そのパーツが安い値段で、あなたのクルマが古くて結果廃車になってもいい、もう壊れてもいいなら、別規格の似たパーツでトライする、妥協する。つまり冒頭の改造の道を選ぶ。いや少々値段が高くてもドレスアップ・機能向上を目論んで、改造の道を行く方もいるでしょう。選択肢としてそれら改造の道を否定しませんが、肯定はできません。
多くのユーザーは、壊れてもらっては困る、まだ購入して最初の車検にも至っていない、10万km以上長く走行し使いたい、そのように考えるでしょう。ですから、純正以外のエンジンオイルを選択しない、改造の道を選択しない、それが賢明です。
  

メリット、デメリットは?

では、二つの道の一番大きな違い、メリットとデメリットは何でしょう。
純正の道を行けば、もし故意の原因でクルマに不具合が生じた時、購入した販売店、製造元の自動車メーカーに対して、車両保証を強気に要望できるでしょう。その際、もちろん保証範囲の走行距離・経過年数であることが前提ですが、純正使用であればユーザーの落ち度は限られてきますから、修理にかかる費用も最小限で済むはずです。
一方、改造の道ではその保証はありません。純正以外のパーツを装着して故障したものを、製造した自動車メーカーあるいは販売ディーラーや業者が保証することは、まずない。そうした純正以外のパーツの使用を想定して安全性・走行性・信頼性の裏付けをとっていないのですから、それが当然でしょう。
クルマのためにはどちらが適しているか。純正の道をおすすめしますが、あとはご自身の判断です。

出典:matome.naver.jp

あなたのクルマの純正エンジンオイルは?

では、エンジンオイルの選び方について、具体的に話しを進めましょう。エンジンオイルにはその性能を示す「グレード」と「粘度」の規格数値があります。
  • あなたはご自身のクルマの自動車メーカーが指定するそれを知っていますか。
わからないなら、クルマのグローブボックスにおよそ入っているオーナーズ・マニュアル(取扱説明書)という本をめくってください。おそらくは最後の方のページあたりに記載されています。あるいはクルマのボンネットを開けて、ボンネットの裏側にスマホくらいの面積のシール状のものが貼付されていて、そこにエンジンオイルのグレードと粘度が示されているはずです。それがメーカー指定の純正エンジンオイルの情報です。

出典:matome.naver.jp

  

【SN】【0W-20】が示す意味

たとえば、その数値はこういう内容です。
【SN】【0W-20】
ハイブリッドカーをはじめ国産の最近のクルマのエンジンオイルは、この規格が主流です。
一方、もし古い年式のクルマなら、
【SH】【5W-30】
などと指定されているはずです。
数値を順に説明します。
Sはガソリンエンジン用です(ディーゼルエンジン用はC)。
次のNHは性能ランクつまり「グレード」です。過去、Aからアルファベット順に高性能化してきた結果、Nが今時点で最高ランクの記号です。ですから、アルファベットの次のO、Pはまだ存在しません。【SN】は今現在、ガソリン車用の最上グレードの高性能エンジンオイルだということです。最近のハイブリッドカーが最高のそれを指定エンジンオイルとしているのは当然だと理解できるでしょう。
一方、上記の古いクルマが【SH】なのは、そのグレードがそのクルマの発売当時、最高グレードのエンジンオイルだった、ということです。
次に【0W-20】【5W-30】という数値です。
これはエンジンオイルの硬さ・柔らかさ、ねばねば・さらさらなど表現はいろいろありますが、オイルの粘り具合について低温時と高温時の対応性を示しています。Wは冬のWinterの頭文字です。Wの側の数字が冬の低温時の粘度ですが、この数字が実際の温度の0度、5度とは無関係ですから、勘違いしないよう。
  • W側の数値が小さいほど、低温で固まりにくい。
  • そのあとの20、30という数値が高いほど、高温で固まりにくい。
そう覚えてください。ちなみに【0W-20】と【5W-30】を比較すれば、前者の方が低温対応で、さらさらしている。後者の方が高温対応に優れていて、ねばねばしているということです。これはあくまでエンジンオイル単体での分類数値ですから、クルマのエンジンの能力とイコールするものではないことを間違えないようにしてください。
  

まとめ、注意点、価格など

1,まとめ
  • エンジンオイルにはグレードと粘度の数値表示がある。
  • 自分のクルマの自動車メーカー指定のグレードと粘度を確認する。
  • グレードとは性能で、今現在の最高は【SN】である。(現在一般的に多く販売されているグレードはSN以下、SM、SL)
  • 粘度の数値は低温・高温に対するオイルの粘り度合いを示している。
2,注意点
  • 古い年式のクルマの場合(目安として15年以上前)、最新高性能のグレードのエンジンオイルを使って問題ないか、自動車メーカーに問い合わせて、確認してみる。ほとんどが問題ないが、高年式車やクラッシックカーの部類になると中には逆に高性能オイルによって、エンジンのシールといったパーツの劣化を早めるマイナス効果が生じるので注意。
エンジンオイルはグレード、粘度、ベースオイル、添加物、規格など詳細に調べていくと、数冊の本になるほど幅広く深い分野です。ただ、ユーザーのエンジンオイル選びにおいて、まず基本となるのは、クルマの純正のグレードと粘度です。詳しく知りたい方は、以下のリンクで確認するなどして、知識を広げて深めてください。

出典:blogs.yahoo.co.jp

  

3,価格の目安と購入・交換はどこで
価格で比較する場合、同一のグレード・粘度のエンジンオイルは、下記の順で一般的に高単価です。目安にしてください。
  1. 自動車メーカーの冠が記された「純正オイル」
  2. オイルメーカーが製造したブランドの「メーカーオイル」
  3. 販売店の名称ブランドの「オリジナルオイル」
エンジンオイルの購入・交換は、クルマを購入した販売ディーラーや自動車販売会社あるいは巷のカー用品店やガソリンスタンドやホームセンターなどが考えられますが、グレードと粘度を間違わなければ、基本的にどこでエンジンオイルを買おうと問題はありません。ただ、エンジンオイルの交換には、その作業・廃油処理が伴いますから、ご自身の技量と責任で交換できない限り、ディーラーやカー洋品店、ガソリンスタンドで購入し交換してもらうのがベストです。
エンジンオイルの購入・交換先として、二大カー用品店のリンクを紹介しておきます。それから、筆者自身が利用しているネットストアのリンクも付け加えておきます。ネットでエンジンオイルを購入する場合、オイル交換を自身で行うか、購入したオイルを持ち込んで交換してくれる所を事前に確保しておくことが必要です。
(モノタロウはエンジンオイルだけでなく、多種多様な自動車用品をネット販売しているサイトです。筆者の場合、最初に購入したら数日後、分厚いカタログが送付されてきました。カタログにはいろいろなオイルが写真付きで掲載され、グレード・粘度の情報も記されていますから、エンジンオイルのアウトラインを把握するのに役立ちますよ)
  

最後に交換のタイミングを

今回は選び方がテーマでしたから、エンジンオイルの交換サイクルについては触れませんでした。選び方と交換は別の視点になりますが、これについてもあなたのクルマの製造元の自動車メーカーが推奨する走行距離・期間以内に行いましょう。その情報はクルマのボンネットを開けて、ボンネットの裏に先ほどあったエンジンオイルのグレード・粘度に並んで、記されているはずです。
たとえば、走行距離15,000km・期間12ヶ月以内と。
交換のタイミングも、さまざまな意見があります。3千km、5千km、1万km・・・3ヶ月、半年、無交換補充・・などなど。
結論を言いましょう。少なくともメーカーが推奨する期間以内に交換し、あとはご自身がボンネットを開けて、エンジンのオイルゲージを抜いて日々観察することです。一週間に一度くらいチェックしていれば、量と汚れの変化がだんだんわかってくるようになります。エンジンオイルは必ず汚れていきます。ずっと、さらさらできれいな状態はあり得ません。新品のエンジンオイルに交換しても走行すれば、翌日にはもう汚れている場合もあります。汚れたといって慌てる必要はないということです。
クルマのメンテナンスのポイントは、いつもと違う変化に気づくことです。そのためには、エンジンオイルであれば継続的にオイルゲージを見てチェックしていないと変化がわかりませんね。ちなみに筆者は毎日、マイカーのエンジン・パワステ・ブレーキのオイルや冷却水、タイヤ空気圧などをチェックしてから始動・走行しています。
冒頭にいった純正あるいは改造、どちらかの道を選ぶにしても、どんなタイミングでオイル交換をするにしても、クルマというのは少しずつですが間違いなく消耗していく機械です。その異変に気づくことが、機械であるクルマの安全快適な走行機能を保つことにつながります。エンジンオイルについて異変に気づくという点でいえば、あれこれグレード・粘度を変えるのでなく、メーカー指定の純正規格使い続ける。すると、エンジンはオイルが同一の条件で常に作動していることになりますから、いつもと違う変化を察知しやすいし仮に不調の兆候を察したとしても原因も探りやすい。
だから、やっぱり純正の道を行くのが正解だと思うわけです。